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かん水
当社が生産する天然ガスは水溶性天然ガスであるため、採取時には地下水とともに産出されます。この約300~40万年前にできた地層中にガスとともに眠る塩分を多く含んだ水を、かん水といいます。このかん水の塩分濃度はほぼ海水と同じですが、ヨード濃度が海水の2,000倍近くもあり、硫酸がほとんど含まれないなどの特徴があります。これだけのヨードが天然に濃縮されている地域は世界でも珍しく、世界のヨード生産量の30%超が千葉県で生産されています。
なお、ヨードを含んだかん水は、千葉県の白子、養老、金谷等では温泉としても利用されています。食塩成分を含んだかん水の温泉は入浴した後、皮膚についた食塩が汗の蒸発を防ぐため、保温効果に優れています。
| 項目 | かん水(mg/l) | 海水(mg/l) |
|---|---|---|
| ヨウ化物イオン I- | 110~130 | 0.05 |
| 塩化物イオン CI- | 18,000~19,500 | 18,230 |
| 臭化物イオン Br- | 120 | 56.2 |
| ナトリウムイオン Na+ | 10,000 | 9,350 |
| カリウムイオン K+ | 300 | 356 |
| カルシウムイオン Ca2+ | 190 | 372 |
| マグネシウムイオン Mg2+ | 500 | 1,160 |
| 硫酸イオン SO42- | 0 | 2,450 |
| 重炭酸イオン HCO3- | 1,000 | 105 |
| 炭酸イオン CO32- | - | 5.9 |
| 遊離炭酸 CO2(Free) | 10~30 | - |
| アンモニウムイオン NH4+ | 120 | 1.5 |
| ホウ酸イオン HBO32- | 10 | 21.9 |
| 全鉄 Fe(Total) | 2~5 | 0.2 |
| pH | 7.9 | 8.2 |
参考文献:石油技術協会誌
性質

ヨードは学術的にはヨウ素と呼ばれており、デンプンと反応して紫色に色が変わるヨウ素-デンプン反応や、昆布などの海藻に含まれている栄養分としても良く知られている元素です。 製品となったヨードは固体で、金属のように重く、黒紫色の光沢を帯びています。加熱すると比較的低い温度でも溶融(液化)し、常温でもドライアイスのように昇華(気化)しやすく、特異な臭気があります。このように固体、液体、気体の3態を容易にとる元素は大変珍しいといえるでしょう。また、強い反応性(酸化力)があるため、多くのヨード化合物に加工され、様々な分野で利用されています。
| 元素記号 | I | 比重 | 4.93 |
|---|---|---|---|
| 原子番号 | 53(ハロゲン族) | 融点 | 113.7℃ |
| 原子量 | 126.9 | 沸点 | 184.5℃ |






